発光面積98.8%、トピー工業のLED光天井 - LEDのポータルサイト

発光面積98.8%、トピー工業のLED光天井

2011.7.08
ダブルクォーテーション

従来にない発光面積割合99%のLED光天井システムを実用化!
薄型化で設置可能箇所を拡大

トピー工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤井康雄、以下「トピー工業」)サイエンス事業部は、従来にない98.8%もの発光面積割合を持つ新たなLED光天井システムを実用化しました。また、自社開発の厚さ3mm超薄型LED面発光パネルの活用による薄型化で、低い天井内空間でも光天井を設置することができます。

トピー工業は、省電力、CO2排出量削減を目的として、LED(発光ダイオード)をサインボードの光源に使用することに着目するとともに、景観性を重視し、薄型の発光パネルを自社開発いたしました。この超薄型LED面発光パネルを活用して、駅構内・商業施設の誘導サインやポスターフレーム、バス停標識など様々な用途開発を進め、採用箇所を増やしています。

従来のLED発光パネル照明装置は、基盤を隠すために端部から20mm程度の光らない部分が必要となり、複数枚並べると光に継ぎ目ができました。今回トピー工業の開発したLED光天井システムは、自社の超薄型LED面発光パネルと光拡散技術を応用し、表面材(ガラス面)端部までLEDの光が行き渡る構造を実現いたしました。幅480mm×長さ1,000mmのシステムユニットのうち、フレーム板厚2mm以外の表面材が全面発光(発光面積割合98.8%)することで、シームレス(継ぎ目のない)な光空間を提供いたします。

また、LEDを光源に用いることで、同サイズの蛍光灯型光天井と比べ、消費電力を約半分に抑えました。さらに、従来のLED型光天井の約100mm、蛍光灯型光天井の厚さ約400mmに対し、35mmと飛躍的に薄型化し、低い天井内空間でも光天井を採用することができます。

トピー工業は、2008年にサイエンス事業部を立ち上げ、新しい利益の柱の創出に取り組んでいます。LED面発光パネルについては、2010年に環境システム部LEDスペースグループを新設し、一層の用途開発を進めています。今後も、市場ニーズの探索、商品企画を進めて、超薄型LED面発光パネルの採用箇所を増やすなど、ひとと地球に優しい空間作りをサポートしてまいります。

【超薄型LED面発光パネルの概要】
厚さ約3mmのアクリル導光板を使用
明るさ2,000ルクス以上の高照度(幅1,272mm×高さ540mmの場合)
光拡散技術により均一度約90%を確保
LEDによる低消費電力
色温度約5,100ケルビン
独自の放熱技術
最大幅2,400mm×高さ1,200mmのパネル
納入実績:公営地下鉄、私鉄、私営バス、金融機関、商業施設

【トピー工業株式会社の概要】
会 社 名:トピー工業株式会社
所 在 地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
創 立:1921(大正10)年10月
資 本 金:20,983百万円
代 表 者:取締役社長 藤井 康雄
事業内容:自動車用ホイール、建設機械足回り部品、鋼材他の製造・販売 など
連結売上高:221,413百万円(2010年度実績)

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