住友化学と三星LED株式会社、LED基板で合弁 - LEDのポータルサイト

住友化学と三星LED株式会社、LED基板で合弁

2011.3.30
ダブルクォーテーション

サファイア基板事業に関する合弁会社設立について

住友化学株式会社(以下「住友化学」本社:東京)と三星LED株式会社(以下「三星LED」本社:韓国水原市)は、LED用サファイア基板に関する製造・販売・研究機能を持つ合弁会社を韓国で設立することで合意しました。本合弁会社は当初LEDサファイア基板事業からスタートし、将来的にはLED関連部材のトータルプロバイダーとなることを目指してまいります。

LEDは、サファイアインゴットを薄く切って加工したサファイア基板の上に発光層を形成して製造します。LEDは発光効率・演色性に優れた性能を有し、省電力で環境負荷が低いことから幅広い分野での採用が進んでいますが、液晶テレビ用バックライト、照明、自動車向けを中心にさらなる市場の拡大が見込まれており、サファイア基板などの関連部材の需要は今後も増加する見通しです。

住友化学は、サファイア基板の原料である高純度アルミナや、LED用パッケージ材料に用いられる液晶ポリマー(LCP)などを有しており、昨年初め、100%子会社である 東友ファインケム(本社:韓国ソウル市)においてサファイア基板の開発に着手し、早期商業化へ向けた生産体制の整備を鋭意進めてきました。一方、三星LEDは、有望成長分野であるLED事業を将来のコア事業の一つと定め、戦略的な増強投資を計画しています。

両社は、協業を通じて各々の技術・市場面などでシナジー効果を実現し、競争力を強化することで、今後も大きな成長が予想されるLED市場で事業の拡大を図ることができるものと考えています。

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