トピー工業 LED面発光パネルを組み込んだ超薄型バス停標識を開発・納入 - LEDのポータルサイト

トピー工業 LED面発光パネルを組み込んだ超薄型バス停標識を開発・納入

2011.1.13
ダブルクォーテーション

バスロケーションシステム案内表示機内蔵で従来の内照式バス停標識より薄型化

トピー工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:清水良朗、以下「トピー工業」)サイエンス事業部は、超薄型LEDバス停標識を開発し、このたび名鉄バス株式会社様(本社:愛知県名古屋市)の岡崎市内中心部の停留所に納入いたしました。

内照式バス停標識は、夜間における時刻表の読みやすさや利用者・運転手からのバス停位置の認識度を向上させます。しかし、従来は内部に蛍光灯を組み込んだ正四角柱状の大きなものが主流で、その外観性や発光ムラ、歩行者の通行阻害となるなど、利用者ニーズを十分に満足することはできませんでした。

トピー工業では、2007年に超薄型LED面発光パネルを開発し、駅構内・商業施設の誘導サインやポスターフレームなどで採用実績をつくってまいりました。そしてこのたび、この超薄型LED面発光パネルを組み込んだ新しい商品として、バス停標識を開発いたしました。今回開発した超薄型LEDバス停標識は、バスの運行情報を提供するバスロケーションシステムの案内表示機(NECネクサソリューションズ株式会社製)を搭載していますが、わずか110mmの厚さに抑え、現在主流のバスロケーションシステムの案内表示が可能な内照式バス停標識と比較して、圧倒的に薄くいたしました。また、この新開発のバス停標識は、省電力・省CO2で、かつ、発光ムラのない自社開発のLED面発光パネルを光源としています。トピー工業独自のLED発光体制御技術により、本体部の発光部分はまぶし過ぎず、細かい時刻表の文字でも読みやすいよう光量を調整しました。さらに得意とする印刷技術で、円形の停留所名表示部は、利用者やバスの運転者からバス停の位置をはっきり認識できるよう鮮明に発光します。

トピー工業は、2008年度にサイエンス事業部を立ち上げ、新しい利益の柱の創出に取り組んでいます。LED面発光パネルについては、2010年度に環境部システム部LEDスペースグループを新設し、一層の用途開発に取り組んでいます。今後も、市場ニーズの探索、商品企画を進めて、超薄型LED面発光パネルの採用箇所を増やすなど、ひとと地球に優しい空間作りをサポートしてまいります。

以 上

【超薄型LED面発光パネルの概要】
厚さ約3mmのアクリル導光板を使用
明るさ2000ルクス以上の高照度(幅1272×高さ540mmの場合)
光拡散技術により均一度約90%を確保
LEDによる低消費電力
色温度約5100ケルビン
独自の放熱技術
最大幅2400×高さ1200mmのパネル
電源はAC/DC両タイプ可能
納入実績:公営地下鉄、私鉄、私営バス、金融機関、商業施設

【トピー工業株式会社の概要】
会 社 名:トピー工業株式会社
所 在 地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
創 立:1921(大正10)年10月
資 本 金:20,983百万円
代 表 者:取締役社長 清水 良朗
事業内容:自動車用ホイール、建設機械足回り部品、鋼材他の製造・販売 など
連結売上高:196,848百万円(2009年度実績)

スポンサーリンク

ページのトップへ戻る

LEDLEDサイト内検索

LEDコラム - 製造技術、デバイス構造、性能・スペックから応用分野の紹介、世界の市場までを幅広く紹介します。

LED関連ニュースアクセスランキング