ルネサス LED電球の制御回路設計を容易化するLEDドライバIC開発支援ツールを提供開始 - LEDのポータルサイト

ルネサス LED電球の制御回路設計を容易化するLEDドライバIC開発支援ツールを提供開始

2011.7.21
ダブルクォーテーション

~様々な回路構成にあわせた6製品をラインアップし、顧客のシステム開発効率向上に貢献~

ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:赤尾 泰、以下ルネサス)はこのたび、LED電球等向けの高効率LEDドライバIC「R2A20134」を搭載し、LED制御回路の複雑な設計を容易化する、「R2A20134」用開発支援ツール「R2A20134EVB」を開発しました。ユーザが使用する様々な回路構成にあわせた6製品を本日より提供いたします。

当社では本・開発支援ツールでのシステム設計サポートにより、LEDドライバIC「R2A20134」の生産量を2014年には月産1000万個に高める予定です。

<背景>
LED照明は、省電力化や二酸化炭素削減などの節電や環境保全の意識の高まりから普及が進んでおり、白熱電球置換えを中心に今後市場規模を大きく伸ばしていくと予測されています。このため当社では、LED電球内に搭載され、LEDのオンオフや調光を行うLEDドライバICを開発、商用の交流を直流に変換し、直流でLEDを駆動する時に問題となる変換効率を高め、かつシステムコスト低減にも貢献する「R2A20134」を2010年12月に製品化し、2011年3月より量産しております。

そして、さらなる販売強化のため、このたびLEDドライバIC搭載制御回路の複雑な設計を容易化し、「R2A20134」の特長を活かした高効率の制御回路を実現可能とする「R2A20134」用開発支援ツール「R2A20134 EVB」を開発したものです。

<特長>
本・開発支援ツールの主な特長は次の通りです。

(1)6製品のラインアップによりユーザの様々な回路構成に対応

LEDを直流電流駆動する際の回路構成は様々ですが、トランスを使った電気的絶縁構成、コイルを使った非絶縁構成、トライアック調光対応及び非対応に大きく分けられることから、それに対応した6種類の開発支援ツールをラインアップしています。これにより様々なユーザニーズに対応可能です。
(2)使い勝手をさらに向上するガイドも提供

本・開発支援ツールには、ボード説明及び評価データ、パーツリスト等を記載したアプリケーションノート、外付け定数設定補助ツールも同梱しており、使い勝手を高めています。

なお、搭載するLEDドライバIC「R2A20134」は、次の特長があります。
・システムコスト低減に貢献

LED駆動用MOSFETの耐圧は通常700V耐圧ですが、本製品では500V~300Vと低耐圧のものを選定可能なため、システムコスト低減に貢献します。
・高効率化、高力率化を実現

業界最高クラスの効率92%(注1)と力率(注2)0.94を実現しており、システムの省電力化に貢献します。

ルネサスでは、今後もエコ社会実現に貢献する製品やソリューションを提供していきます。
なお、ルネサスは本日から7月22日まで、東京ビッグサイトで開催される「第26回電源システム展」に本・開発支援ツールを出展いたします。

開発支援ツール6製品の主な仕様は別紙をご参照下さい。

以 上

(注1)当社測定条件(8W,Vac=100V)での数値

(注2)力率(Power Factor):交流電力の効率に関し定義された値で、有効な電力の比率のこと。

* 本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。

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