フィリップス・ルミレッズが最新の照明グレードLED「ルクシオンA」を発表 - LEDのポータルサイト

高温試験と「ビニングからの解放」によって設計の簡素化と高品質照明が一般的に

米カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フィリップス・ルミレッズが今週発表した最新の照明グレードLEDであるルクシオンA(LUXEON A)は、新ソリューションで必要となる設計努力を軽減し、「ビニングからの解放」を実現するものです。ルクシオンAはルクシオン・レベルES(LUXEON Rebel ES)とプラットフォームおよびフットプリントが同じで、薄膜フリップチップとLumiramic蛍光体技術を搭載しており、発光効率と発光出力が極めて高い最高品質の照明を2700Kおよび3000Kで提供します。

ルクシオンAのLEDはすべて、実際の使用条件である85°Cのジャンクション温度で高温試験と仕様化が行なわれています。ルミレッズ独自のチップ技術と蛍光体技術によりカラーターゲティングを実現し、すべてのルクシオンAエミッターが確実に黒体曲線上で単一の3ステップ・マカダム楕円内に収まるようにしています。すべてのLEDに付き高品質で均一性と一貫性に優れた照明を提供できるため、LED 技術の照明用途への適合性について照明器具メーカーや照明デザイナーを長年悩ませてきた問題の多くが解決されます。

販売・マーケティング担当シニアバイスプレジデントのスティーブ・バーローは、次のように述べています。「当社は、最先端の照明をさらに向上させる照明グレードLEDの提供に専心しています。当社のルクシオンLEDは、住宅、レストラン、店舗、その他の用途においてエネルギー効率と運用コストの削減を追求する場合、照明の質を犠牲にせず優れた性能を発揮します。」

「ビニングからの解放」によって業界は照明品質に大きな信頼を寄せることができ、ルミレッズの高温試験は LED ソリューションを設計するエンジニアにもメリットとなります。LED 業界では長年にわたり、25°C の LED チップジャンクション温度で製品の試験と仕様化が行われてきました。ダウンライトやレトロフィット電球といった用途では、LED のジャンクション温度が 85°C 近くになりやすいことは周知の事実です。つまり、これまで照明器具メーカーは、製品の実際の発光出力、発光効率、色点を判断するために、多くの複雑な計算をする必要があったということです。ルミレッズの高温試験は、実際の使用条件での情報を提供することにより、プロセス全体を簡便化します。そうすることで、曖昧さや性能の誇張、設計努力の無駄を排します。

ルクシオンAは現在、サンプルリングとして、またデザイン・イン用途で提供可能であり、2011年5月初旬に量産を開始する予定です。

フィリップス・ルミレッズについて

フィリップス・ルミレッズは照明ソリューション向けLEDのリーディングプロバイダーです。フィリップス・ルミレッズの光源の優れた照明品質、発光出力、発光効率、熱管理は、半導体照明技術を推進し、環境に優しくCO2排出を削減して発電所増強の必要性を減らす照明ソリューションの実現に向けた取り組みの直接の成果です。フィリップス・ルミレッズのルクシオンLEDは店舗・屋外・オフィス・学校・家庭用の新しい照明ソリューションを可能にしています。当社のルクシオンLED製品と半導体照明技術に関する詳細については、www.philipslumileds.comをご覧ください。

ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて

オランダのロイヤル フィリップス エレクトロニクス(NYSE:PHG、AEX:PHI)は、タイムリーな革新を通じて人々の生活の向上を目指し、健康とやすらぎを提供する多角的企業です。ヘルスケア、ライフスタイル、照明の世界的リーダーとして、お客さまの視点やブランドプロミスである「sense and simplicity(センス アンド シンプリシティ)」に基づいて、人を中心に技術とデザインを統合します。オランダに本拠を置くフィリップスは、世界100カ国以上で販売とサービスに携わる約11万7000人の従業員を擁しています。2010年の売上高は223億ユーロで、心臓病ケア、急患治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新型照明のマーケットリーダーであると同時に、男性用シェーバーやグルーミング、ポータブルエンターテインメント、オーラルヘルスケアなど、人々にやすらぎと喜びをもたらす製品でもリーダーシップを発揮しています。

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