東芝ライテックやパナソニック、ついに直管形LEDランプを年内製品化へ - LEDのポータルサイト

東芝ライテックやパナソニック、ついに直管形LEDランプを年内製品化へ

2010.10.19
ダブルクォーテーション

東芝ライテックやパナソニック・グループはそれぞれ,直管形蛍光ランプの代替として使える直管形LEDランプを製品化することを発表した。日本電球工業会が同ランプに向けた規格「L形口金付直管形LEDランプシステム(一般照明用)」(JEL801:2010)を2010年10月8日に制定したのを受けたもの。東芝ライテックは発表資料の中で,20形および40形蛍光ランプの明るさに相当する品種を2010年内の発売に向けて開発していることを明らかにした。パナソニックもパナソニック電工との連名の発表資料の中で,年内の製品化を目指しているとした。

これまで直管形LEDランプは,中小の国内メーカーや韓国メーカーなどの製品が日本市場に出回っていたが,LED電球ほどの認知度の高まりや普及拡大には至っていなかった。国内大手2社が本格参入することで,直管形LEDランプの製品開発競争や普及拡大の動向から目が離せなくなりそうだ。

直管形LEDランプについては,ランプの互換性が十分とはいえなかったり,質量が直管形蛍光ランプよりも重いために品種によっては衝撃や振動によって脱落が懸念されたりといった問題が指摘されてきた。

さらに,品種によっては直管形蛍光ランプよりも発光効率が劣ることもあった。国内の大手ランプ・メーカーは,直管形LEDランプに対する安全基準が明確に策定されていなかったため,製品の市場投入を見送ってきた。

しかし,白熱電球や電球型蛍光ランプの代替としてLED電球の普及が進んだように,使用頻度が高い直管形蛍光ランプをLEDに切り替えたいとする要望も強まっていた。

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