LEDコラム第46回:第14回エコプロダクツ 2012 開催 2/3 - LEDのポータルサイト - LEDLED

やさしいあかり グリーン照明 LED

第46回:第14回エコプロダクツ 2012 開催 2/3
「第14回エコプロダクツ 2012」が12月13〜15日の3日間、東京ビッグサイトにて開催されました。エレクトロニクス分野以外にも、自動車、食品、OA用品など、環境に関わる様々な産業を対象にした展示会で、17万8501人と多くの来場者で賑わいました。大手電機メーカーはスマートシティやスマートハウスの省エネツールの1つとして、LED製品を紹介していました。一方、中小企業はこれまでにないユニークな製品を数多く展示し、アピールしました。

第14回エコプロダクツ 2012 開催

オフィス照明でもLED化が進んでいます。JIS規格ではオフィスの明るさは300〜750ルクスと定められているそうですが、実際は1000ルクスを基準に設置するケースが大半のようです。なぜ明るくするかというと、部屋が暗いとユーザーからのクレームが増えるためとのことです。また一方で、省エネを意識して部屋を部分的に明るさを変えるという試みもありますが、机などの配置換えがスムーズにできないなどの理由から、部屋全体を均一に明るくすることが求められています。しかし、1つのスイッチで部屋全体が明るい照明にすると、外出の多い企業では、昼間は従業員のうち半分しか在席していない場合でも、すべての照明がオンにしてあり、無駄が出てきてしまいます。このような踏まえて、オフィスの消費電力を試算すると、全体の約40%を照明が占めることになるそうです。

蛍光灯からLED照明に変更するには、器具を交換するか、器具の安定器を蛍光灯用からLED用に変更する必要があると前回紹介しましたが、いずれも工事が必要となります。そこで、今回もこのような工事や器具購入の初期費用を抑えながら、LED化できるユニークな製品を紹介したいと思います。

LED照明「BO-PA」の4本スタンドタイプ。照明からの距離が近いので、手元が明るい。
LED照明「BO-PA」のメインの支柱から出ている光。天井に光が当たっているのがわかるようにブースでは上に黒板を設置していた。
設置器具は一般的な照明スタンドと同じものを使用。簡単に設置できる。電源は通常のコンセントからとることができる。

ジャストコーポレーションの「BO-PA」は、天井に取り付けられた蛍光灯などの照明を使用せずに、近い距離から手元を照らすスタンドで、LED化を推進するという製品です。1つのスタンドから4本のアームが伸びて、それぞれにデスク用照明が付いています。不在の時は、各アームにスイッチがあるので、個別にオン・オフの切り替えられます。また、真ん中の支柱の上部には、天井を照らすためのLED照明が1灯ついています。これは、天井からの反射光により部屋全体を照らす間接照明で、手元の明かりに加えると、オフィスで使用する十分な明るさが得られるそうです。また、夜間に作業する際に、手元を照らす電気スタンドの明かりだけでは、眼精疲労を引き起こすとの指摘もあり、これを解消できる手段にもなります。このような照明のことを“タスクアンビエント”と言います。欧州の公共施設では、このようなアップライトとダウンライトを組み合わせる間接照明が基本で、明るさが足りないときは照明を足していきます。

BO-PAのLEDチップは日亜化学製を使用。手元の照明は約650ルクスで、真上の照明は約400ルクスとなっています。同製品を従来の蛍光灯を比べた場合、40人規模のオフィスでは8000Wの電気代が掛かるところを、同製品では1人当たりの消費電力が23Wで、40人が使用しても920W程度のため、電気代を最大で90%削減できるそうです。価格は4人タイプで7万9800円。設置は写真にもありますが、電気スタンドの要領で簡単に設置できます。ただし、最近は机も多様化しており、一種類の器具では取り付けられないため、「今後、設置用器具のバリエーションを増やしていく」(ブース担当者)とのことです。また、これまではオフィス向けにBo-PAをアピールしてきたそうですが、研究所や工場などから、手元を明るくして作業するための照明器具として、使いたいとの要望・問い合わせが届いているそうです。こうしたことから、「オフィス照明だけでなく、新たなニーズの創出にも注力していきたい」(ブース担当者)とのことでした。


[上原清志,LEDLED]

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